不妊症の治療

一般不妊治療について

ハートと家族の手妊娠治療の目的は妊娠・出産に至ることであり、不妊症の原因を特定することではありません。妊娠治療には、タイミング療法、人工授精、体外受精の3つがあり、検査で発見された不妊要因に対する治療と併行して、この3つの方法を用いて妊娠を目指します。3つの方法のうち、タイミング療法と人工授精は一般不妊治療と呼ばれています。一般不妊治療は卵子と精子が自分の能力を使って体内で受精するものであり、自然妊娠とほとんど変わりがありません。体外受精は完全に人工的な妊娠で、体外の培養液内で受精が行われます。一般不妊治療では、身体に負担がかからず、異常が判明した際に治療法がある検査のみを行っています。そのため、不妊症の原因が特定できないケースもかなり多くなっています。 年齢などの要因もあるため一概には言えませんが、適切な一般不妊治療を6周期行っても妊娠に至らない場合には、体外受精を検討するというケースが一般的です。

タイミング法について

基礎体温計最も妊娠しやすいタイミングで性交して妊娠を目指す方法です。つけていただいた基礎体温、超音波検査、ホルモン検査などにより排卵日を予測し、効果的な性交渉のタイミングをアドバイスしています。自然な妊娠に近く、負担が少なくなっています。 きちんと排卵があって、精子の数や状態も十分である場合には、タイミング法をおすすめします。ただし、生理不順や年齢などの条件によっては別の方法をおすすめする場合もあります。排卵日は基礎体温をつけることである程度の予測は可能ですが、実際にはかなり異なっているケースがあるため、専門医を受診して相談してみることが重要です。自然周期によるタイミング法でうまくいかない場合、排卵誘発剤によって複数の卵子を排卵させて受精の確率を高めることも可能です。ただし、体外受精などを視野に入れた治療を早めに検討した方が妊娠につながりやすいケースもありますので、ご相談ください。

タイミング法の流れ

Step1排卵日の想定

過去の基礎体温のグラフからこれまでの月経周期や過去の排卵の様子を参考に、低温期から上昇期の数日を排卵日と推定します。月経周期が規則的で28日型の方の場合、黄体の寿命は約14日ですから月経周期の14日目が排卵日です。

Step2超音波検査や頸管粘液の状態で排卵日をより正確に判断

排卵時期に近づいた時点で経腟超音波検査を行い、卵胞の大きさを測定して成長をチェックします。自然周期の場合、卵胞径が12mm程度になるとそれ以降は1日あたり約2mmのペースで成長します。そして、卵胞径が18~22mm程度になると排卵されます。そのため、経腟超音波検査で卵胞の大きさを測定することで、あと何日で排卵するかをより正確に予測できます。 また、排卵期には頸管粘液の性状も変化します。通常、頸管粘液は子宮内への細菌侵入を防ぐ役割を持っていますが、排卵が近づくと精子を受け入れやすくするために頸管粘液が透明でよく伸びるようになります。

Step3ホルモン検査も加えた総合的な判断による指導

卵胞の大きさや子宮頸管粘液の性状といった排卵の条件が整ってきたらホルモン検査(E2,LH,P)を行います。特に黄体形成ホルモン(LH)は一般的に排卵の10~12時間前に分泌のピークを迎えるため、排卵予測の指標として利用できます。こうした検査による結果を総合的に判断して、具体的な夫婦生活のタイミングを指導します。

Step4指導に合わせたタイミングでの夫婦生活

基礎体温の上昇は排卵の重要な手がかりになります。また、排卵確認後の指定した日に黄体機能の評価である黄体ホルモン検査(E2,P)を行います。排卵のタイミングが合っていたかを後日超音波検査で確認することもできます。排卵があって、夫婦生活のタイミングが合っていれば妊娠を期待できます。

Step5妊娠

妊娠5週に子宮内に胎嚢が確認されると臨床妊娠です。妊娠6週に胎児の心拍が確認されたら妊娠成立です。おめでとうございます!里帰り出産などを含め、ご希望する分娩可能な産科施設がありましたら、ご紹介いたします。

人工授精について

診察台採取した精子を排卵のタイミングに合わせて子宮内に注入するのが人工授精です。通常の性交渉では、膣内に射精された精子が子宮頚管粘液の中を移動して子宮内に入ります。子宮頚管粘膜が少ない、子宮頚管粘液に抗精子抗体があるなどにより精子は子宮内部に移動することができなくなります。人工授精では、洗浄濃縮した精子をカテーテルで子宮内部に注入します。そのため、子宮頚管粘液に問題がある場合や、男性の精子が少なめなケースでは人工授精が有効な治療法だとされています。ただし、人工授精もタイミング法と同様に卵管の通過性があることが前提条件です。 ただし、精子の数が少ない、あるいは運動率が低いと人工授精でも妊娠が難しいため、年齢なども含めて総合的に考慮しながら人工授精の回数や体外受精の検討をおすすめする場合もあります。

人工授精の流れ

Step1事前準備(ご夫婦の採血による感染症検査)

当院では、人工授精をご希望される場合、ご夫婦に採血による感染症検査を受けていただいています。この検査の有効期間は1年間となっておりますので、他の医療機関で1年以内に同じ検査を受けている場合にはそのデータを提示していただくことで検査を省くことができます。

Step2診察

月経2~5日目にご来院いただいて採血し、前周期の残留卵胞の有無確認、卵巣の機能の評価も行います。

Step3人工授精

当日は、自宅、あるいは院内で精子を採取していただきます。精子を洗浄して濃縮し、カテーテルで子宮内に直接注入します。

Step4排卵確認、黄体ホルモン値確認

必要があると判断された場合、後日、排卵確認や黄体ホルモン値測定を行います

Step5妊娠判定

ご自宅で尿検査をしていただいて、妊娠判定を行います。

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